お助けママの漢字ノート

　今日のお昼は、お盆とお正月恒例の、母の実家に大集合。祖母手作りのきんぴらごぼうや、畑で採れた枝豆、お漬物が何よりのご馳走(もちろんお寿司やお刺身、お肉も沢山あったのだが)。もうすぐ九十歳になる耳が遠い祖父と買い出しに行き、お店の方の話す言葉を耳元で高めの声で伝え直す係(笑)。近くにいればもう少し頻繁にお手伝いできるのだけれど…。
　帰省する度に毎回考えること、それは何処に住むかということ。故郷には生まれ育って慣れ親しんだ環境と豊かな自然があり、今いる東京には一人で上京して働き、その後、子育てをしてきた今の環境がある。どうせ単身赴任になるならと、お子さんの成長過程のどこかのタイミングで故郷に戻って定住される方も多いし、両親や自分達の老後のことを考えたらそれも意味ある選択肢の一つだと思う。でもわが家はその選択に踏み切れずにずっと主人の転勤について引っ越しをしてきた。中一になった長男が、この環境を離れたくないというので、当分ここにいると思うが、今回もやはり考えていた。
　そんなことを思いながら私だけ一足先にしらさぎとひかりで東京へ。福井もここ数日エアコンの要らない天気だったが、東京も雨で涼しい。
　『あたいの夏休み』というタイトルの曲が、中島みゆき氏の歌にあったと思う。二十年以上前にＦＭで
「暗～い歌ばっかり作っている中島でございますが、明るい曲もあるんでございますのよ。」
と自ら曲紹介をされていた記憶が。田舎でワイワイ過ごした五日間と、これから自宅で一人静かに過ごす五日間(平日は仕事アリ)、さて私の夏休みはどっちだ？